健康状態の把握に欠かせないメディカルチェック

プロの運動選手が健康状態を調べ、把握するために用いられるのがメディカルチェックです。検査項目は、一般の方が健康診断で実施するような、レントゲンや採血、血圧、採尿、心電図・診察などがあります。試合中に怪我をしたり、事故にあったりしないように実施する目的があり、大きな試合の前や契約前などに、健康状態を証明するものとして行われます。

万が一、大きな試合前にメディカルチェックの結果が悪いと、治療するためにメンバーから外されたり、入団や移籍の契約にも影響が出てしまいます。日頃の健康管理を維持し、治療に役立てるためにも、このメディカルチェックはスポーツ選手にとって大きな意味を持ちます。

このチェックは、医師だけでなく看護師が実施する場合もありますが、その際には個々の選手に応じて判断する基準が変わることがあります。腰が弱い選手に対するチェックは、その部分を重点に診るなど、試合に耐えられる状態かを判断することには、大きな責任が伴います。海外では、医師や看護師が契約でチームに在籍し、毎日の健康状態を分析することは珍しくありません。大会の日にピークを持っていくための練習や治療をするために、医療従事者は大きな役割を担っているのです。

また、専属の医師や看護師が健康状態を把握していることで、選手は不安を和らげ、メンタルを保つのにも効果があります。メディカルチェックは、プロだけでなく、学生のスポーツ選手にも取り入れられており、強豪校などは合宿前に実施して、合宿のメニューを決める参考にもしています。